循環で人が繋がり
ワクワクする
新しい取り組みを

ABOUT US
MOAIとは、エネルギー×資源循環に特化した技術開発を核に、日本から世界へ、持続可能なビジネスモデルを構築・展開するプラットフォームです。
MOAIの目指す社会像
MOAIは、沖縄の相互扶助の文化「模合(もあい)」に由来する社名の通り、人と人、技術と課題、都市と地方をつなぐ存在として、地域課題の解決に挑戦しています。
今後は全国の耕作放棄地をターゲットに、農業再生とエネルギー自給を可能にするソリューションを広げてまいります。農業・再生可能エネルギー・水産業・バイオ燃料などの技術を融合し、真に循環型の未来社会の実現に挑戦してまいります。
VISION
グローバルな持続可能
エコシステムを構築
地域ごとにSPC(特定目的会社)を設立し、エネルギー・資源循環事業を展開。
自治体、政府、投資家、技術者を巻き込み、各地域の課題に応じた事業モデルを設計。
エネルギー ×
資源循環に特化
ソーラーファームや再生可能エネルギーと資源循環(繊維・バイオマス)を組み合わせた事業を展開。
MOAIは、単なる投資企業ではなく、技術開発・製造・事業モデルの統合まで担う。
長期成長
モデル
持続可能ファンドや自治体連携を活用し、外部資金に依存せず事業を成長させる。
短期的な株主利益に左右されず、地域社会や環境に貢献するビジネスを優先。
半反射フィルム式・垂直型ソーラーファーム

再⽣可能エネルギーと農業の両⽴、そして耕作放棄地の再生へ。
滋賀県・甲賀市の名産「⼟⼭茶」
その豊かな⾹りと味わいの裏には、光のコントロールが茶葉の品質に直結するという、繊細な栽培管理の課題があります。
⼀⽅、茶畑の栽培⾯積は全国で毎年およそ1,000ヘクタールもの減少が続いており、茶業を含む中⼭間地域の農業は持続の岐路に⽴たされています。
甲賀地域も例外ではなく担い⼿不⾜や⾼齢化による⽣産継続の困難、そして何より気候変動による霜害・⾼温障害・病害⾍の拡⼤といった様々な課題に直⾯しています。
こうした状況を受け、株式会社MOAI は、再⽣可能エネルギーと農業の共存を可能にする「半反射フィルム式・垂直型ソーラーファーム」技術を開発。
本取り組みは、甲賀市や地域ブランドを担う農事組合法⼈グリーンティ⼟⼭との連携のもと、茶畑の現場課題に根ざした技術として甲賀市で開始しました。

茶葉の品質向上へ:最適な光環境をつくるフィルム技術
本技術は、両⾯発電が可能な垂直設置型の太陽光パネルに、独⾃開発の半反射フィルムを組み合わせたもので、農地の⽇射量を最適にコントロールしつつ、⾼効率な発電を可能にする、世界初の画期的なソーラーシェアリングシステムです。
お茶栽培に求められる「適度な⽇照と遮光」のバランスをこの技術で実現し、特に⾼温障害や葉焼けのリスクが⾼まる夏場でも、茶葉にとって理想的な光環境を維持できる点が特徴です。
また、垂直設置により⾵雪の影響を受けにくく、省スペース・低コストで設置可能。
従来のソーラーシェアリングに⽐べて、農地の可⽤性を損なわずに収益を⽣む仕組みが実現できました。


茶農家の収益安定と労⼒軽減にも寄与
茶農家の収益安定と労⼒軽減にも寄与
本プロジェクトは、甲賀市及び農事組合法⼈グリーンティ⼟⼭の協⼒のもと、実証の第⼀歩として甲賀市内の茶畑に導⼊されました。 現場ニーズに応じた設計と運⽤により、実⽤的かつ拡張性のあるモデルとして地域への定着を⽬指します。技術⾯のみならず、お茶のブランド価値向上に関しては、静岡⼤学⼀家先⽣監修のもと、技術効果の検証を進めていきます。また、将来的にはセンサー技術や気象データの導⼊も進め、AIと連動した栽培⽀援や⽣産の最適化を⾏い、より精度の⾼い⽣産⽀援にもつなげていく計画です。
⼤和リース株式会社も本実証に⾼い関⼼を⽰しており、営農型ソーラーファーム事業の共同展開に向けた協議が進んでいます。初回の実証エリアは⼩規模ですが、事業化される次のエリアは2ヘクタールの茶畑での計画が決まっています。

耕作放棄地の再⽣へ:全国的な課題に対応可能
茶畑だけでも、全国で毎年約1,000ヘクタールもの耕作放棄地が新たに発⽣している中、この半反射フィルム式垂直型ソーラーファームは、農業と発電の両⽴による新たな⼟地活⽤モデルとして注⽬されています。甲賀での成功事例を⽪切りに、他地域への展開も計画されています。
COMPANY
- 会社名
- 株式会社MOAI
- 設立
- 2022年12月15日
- 代表者
- 代表取締役社長 平良 香織
- 住所
- 〒901-0154 沖縄県那覇市赤嶺2−7−11
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